インフルエンザ流行の季節になりました。

 

 

インフルエンザのワクチン接種を実施しています。

今シーズンは例年より早く流行の兆しです。既に東京都、島根県、佐賀県、沖縄県などでの集団発生や学級閉鎖が報道されています。

長崎県内でも定点観測で既に報告が上がっており、青雲中学校で集団感染により学年閉鎖との新聞報道もありました。先週、当院でも早くも今シーズン初のインフルエンザの方が受診されています。

インフルエンザワクチンが十分効果を発揮するのは接種後3〜4週間後といわれています。本格的に流行し始める頃までに免疫を獲得するためには11月中旬頃までには1回目の接種をお勧めします。

13歳〜成人は1回接種、小児(12歳以下)は2回接種が推奨されています。

 

今のところワクチンの在庫は十分に確保してありますので、すぐに接種可能です。気軽にお問い合わせください。

インフルエンザワクチンちらし

看板ができました。

 受診していただいた方のうち何名かの方に、『何度か前を通り過ぎた』とか『バスを降りて反対側に歩いて行ってしまった』という声を頂きました。少し地味な外観の建物で確かにわかりにくかったため、目印となる袖看板を設置しました。

看板 006

稲佐公園・曙町バス停側からの風景です。

看板 004Web用

 

悟真寺・稲佐警察署側からの風景です.

看板 002Web用

 

来週予定の電気工事が済めば、夜は明かりが灯ります。

祝一周年

浮き輪 001

 

おかげさまで.『いなさ内科・胃腸クリニック』として開院しちょうど1年を迎える事ができました.

地域の方にもだんだんと知っていただき,また諫早や大村,五島,島原など比較的遠方からも『内視鏡検査を..』と受診していただいてます.

まだまだ小さなクリニックですが,皆さんに愛され,頼られるクリニックになるよう,これからもがんばっていきたいと思います.

稲佐山と夕日

夕日 001

 

梅雨が明けて,最も熱中症に注意が必要な季節になりました.

熱中症の予防には温度の調節とこまめな水分補給が効果的です.

室内では,エアコンを活用しましょう.

水分摂取の際には,少量の塩分も併せて摂取することを忘れないようにしましょう.

塩分は身体の中に水分を保持する効果があります.

逆に塩分を摂取しないと,せっかく摂った水分は身体にとどまることができずに,

そのまま尿や汗となり体外に排泄されてしまいます.

 

写真は,稲佐山と稜線に沈んでゆく夕日です.

 

 

風疹ワクチン

風車 001

 

風疹が流行しているそうです。関東で。

風疹ワクチンが市場から消えてしまいました。予想外の流行で、さらにメディアでも取り上げられたことによりワクチンの需要が急激に増えたため、安定供給ができない事を理由にメーカーも出荷を制限しているらしく、入手不能になってしまいました。

クリニックのTop Pageにも記載しているとおり、妊娠初期に感染すると出生児に先天性風疹症候群を発症することがあるため、これから妊娠を希望する女性はもちろん、ご家庭に妊婦さんがいらっしゃる方、これから子どもを考えているご夫婦、カップルにはワクチン接種をお勧めしていた所なのですが。。。

メーカーは増産体制を取っているとのことですが、安定供給されるのは早くても秋頃とのことです。それまでの間にどうしても必要な方については、MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)の接種が可能です。麻疹と風疹、両方のワクチンが含まれています。麻疹にはかかったことがある、麻疹のワクチンは既に接種したという方にさらに麻疹のワクチンを接種しても、健康面などには全く問題はありませんので、安心して受けていただけますが、費用が少し高くなるのが残念なところです。確認したところ、現時点ではMRワクチンはまだ充分な在庫があるようですが、ないと言われると欲しくなると言うのが大衆の心理なので、今後どうなるかは気になるところです。

写真はHuis Ten Boschの風車です。

 

 

新品

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ようやくスコープが届きました.昨年秋発表,今年発売の最新機種です.

これで光源,スコープとも新機種が揃いました.大腸内視鏡はこれまでの機種に比べ画質向上はもちろんですが,挿入性も向上し,検査を行う側だけでなく受ける患者さんにも優しい設計となっています.

上部の内視鏡(胃カメラ)もワンタッチで拡大観察ができるなど,これまでよりも詳しい検査が簡便に行えるようになっています.

基本的に胃カメラは経口で行いますが,嘔吐反射や挿入時の苦痛が強いけれど,どうしてもクルマの運転をしなければ行けないため鎮静剤を使用できないという方のために,若干画質は劣りますが経鼻用の細径スコープも準備しています.

内視鏡検査を受けなければとおもいつつ,『暖かくなってから...』と先延ばしにしていた方.今なら新品のスコープで検査が受けられますよー.

また,先日の記事にも書きましたが,ピロリ菌の除菌治療の保険適用範囲が大幅に広がり,事実上ピロリ菌感染のある方は全員健康保険で除菌治療を行う事ができるようになりました.しかし,健康保険を適用するためには内視鏡検査で胃炎の診断が必須になっています.

現在胃カメラは,午前中に絶食で来院していただければ,ほぼ予約なしで検査可能です.上腹部の症状がある,胃癌の家族歴がある,ピロリ菌が気になっているなどの方は是非検査を受けられることをお勧めします.

 

 

ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に対する除菌治療に保険適用

長崎夜景 パノラマ風

 

クリニックのサイトのトップページにも記載しておりますが、先日の記事のとおり本日よりピロリ菌感染胃炎に対するピロリ菌除菌療法が保険適用となりました。ピロリ菌感染と胃癌の関連が明らかとなって久しく、学会やガイドライン等では強く推奨されていたにもかかわらずこれまでは健康保険が適用できなかったため非常にジレンマを感じておりましたが、この分野においてはこれでやっと医学的な常識に保険行政が追いついた形となります。

除菌療法に健康保険を適用するためには内視鏡検査でのピロリ菌感染胃炎の診断が必須となっています。つまりピロリ菌除菌療法を行うためには胃カメラを受けて頂く必要があると言うことです。はじめての胃カメラで苦しくないか不安な方や、以前他院で受けて非常に辛かったという方も楽に受けていただけるように鎮静剤等を使っての検査も可能です。また近日中に経鼻内視鏡も導入予定としております。

過去に胃炎と言われたことがある方や、ご家族に胃癌、胃十二指腸潰瘍などに罹患した人が居る方、将来の胃癌発症リスクを減らすために一度胃カメラとピロリ菌検査をお勧めします。

 

 

 

晴れの日

晴れ 001

 

久しぶりに気持ちよく晴れています。

が、この季節、こんな日は飛んでいます。花粉が。

先週あたりより鼻や眼がむずむずしている方も多いのではないでしょうか。

また、鼻みず、喉の違和感や頭重感が続いてなかなか治らない風邪だと思って我慢している方。それはひょっとして花粉症ではありませんか?

 

胃炎でピロリ菌除菌療法

 

 

 

昨日朝日新聞デジタル版に小さく報道されていましたが、胃十二指腸潰瘍などの治療として行われているピロリ菌の除菌療法が、もうすぐ胃炎(ヘリコバクター・ピロリ胃炎)に対しても行えるようになります。

平成24年8月にすでに製薬会社数社から申請されていたピロリ菌除菌療法の適応症追加ですが、どうやらもうすぐ認可される見込みとなったようです。適応開始日はまだ明らかとされていませんが、おそらくあと1ヶ月程度ではないかと思われます。

ピロリ菌は胃十二指腸潰瘍の原因のひとつと言われていますが、最近の研究でピロリ菌によって引き起こされた慢性胃炎が胃癌の発生にも関与していると言うことが分かっています。ピロリ菌による慢性胃炎の方は、胃癌予防という観点から全員除菌治療を行う事が推奨されますが、残念ながら現時点では内視鏡や胃透視などの検査を施行した上で胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの確定診断がなければ除菌はおろか、ピロリ菌の存在診断さえ健康保険が適用されない状況で、ピロリ胃炎のみの場合の除菌治療には数万円の自己負担が必須です。除菌療法が胃炎にも適応拡大されると、そのような方も健康保険での除菌療法が可能になります。

検診などで毎年『胃炎ですね』と言われる方の大部分は『ヘリコバクター・ピロリ胃炎』である可能性が高いと思われます。

これを機に、内視鏡検査、ピロリ菌の検査を受けて、除菌療法を行いましょう。

写真はピロリ菌とは関係ありません。

グラバー邸と稲佐山 005